臍帯血(さいたいけつ)保管に対する青少年の考え方
10代の想い
『自分がどのように生まれてくるか』、または、『妊娠・出産の大変さ』などを、考え始めるであろう20歳前の若者達。 彼ら、彼女達は、臍帯血についてどう考えるでしょうか?
子宮の中で育つ赤ちゃんが、お母さんと臍の緒で結ばれていることは、ほとんどの若者が知っています。 でも臍の緒に含まれる臍帯血(さいたいけつ)とよばれている血液希少性について考える機会はほとんどないと思われます。 臍帯血が『臍帯幹細胞』というとても重要な細胞を含んでいて、難治性血液疾患の患者を救っていることは、まだ知らない若者も多いようです。 臍の緒が、自分達の赤ちゃんをお腹の中で育てること以外に、医療の現場で使えることを知った若者達は、どのような反応を示すでしょうか。
アンケートをとってみました
そこで、大学一年生の男女と、高校一年生の男子に聞いてみました。3人が3人とも、迷わず『自分の子どもや身内のためにとっておきたい』と答えました。 その理由は、『大切な人のために使うべきだ』という共通の考えです。 裏を返すと、「拒絶反応がでない自分の造血幹細胞を、自分が病気になった時のために採っておいて欲しい」という指向になるのだと思います。
医療の進歩と臍帯血の保管
医療の進歩には著しいものがあります。造血幹細胞を、腎臓をはじめとするその他の臓器の再生や修復に使うことが、現在急ピッチで進められています。 臍の緒の中の造血幹細胞は、今や、難治性血液疾患の患者さんを救う治療の域に留まりません。 再生医療の現場へと、可能性を大きく広げ始めています。臍の緒から採取した細胞の応用範囲は、今後確実に拡大します。 若者達の思考傾向として、「自分が育てられた臍の緒は、自分のもの」と考えるようです。 出産100%、臍の緒が、造血幹細胞の採取をするならば、若者達のこの考え方は、納得できるような気がします。
