血液疾患と臍帯血(さいたいけつ)
白血病
かつては不治の病といわれた白血病。研究が進むにつれて、様々なことがわかってきました。 白血球、赤血球、血小板は、いずれも一種類の細胞「造血幹細胞」がもととなって生成されます。 細胞内には遺伝子があり、血液に関する情報もコントロールされています。
この遺伝子の調節機能が壊れて、無制限に血球が増加する病気が、白血病です。 白血球の寿命は、約120日、赤血球は6〜8時間、血小板は7〜10日だと解明されています。 骨髄中で生産されて常に新しいものに置き換わる仕組みなのです。
白血病は白血球だけではない
白血病は、白血球が増加する病気だけではありません。赤血球や血小板が増加する場合があります。 『血液の癌』といわれる白血病。どの部分で癌化が起きるのか。それによって腫瘍細胞の性格は異なり、リンパ腫という病気にもなります。 未治療で放置された場合、発病から数ヶ月以内に死亡するのが、急性白血病です。 赤血球が減少することによって、日常生活でも貧血症状が表れ、息切れをします。 白血球の減少による発熱、血小板が減少するためになかなか血液が止まらなくなり、強い出血状況を伴います。
骨髄バンク・臍帯血バンクと血液疾患
骨髄バンクによる治療の普及により、不治の病ではなくなりつつある血液の病気。 それでも、統計によると、日本では毎年新たに6000人ほどの、重い血液の難病を抱えた患者さんが発病するそうです。 患者さんたちは、「どうして自分が白血病なんかに・・」と思いを抱きながらも、その思いに留まることをせず、日々闘病生活を送っているのです。 骨髄移植と臍帯血移植への関心が深まることが、この病に苦しむ患者さんを救うのです。
